皆さま、お元気ですか?デンマークは急に冷え込んできて、 本格的な冬へ突入しました。寒くて暗い季節の始まりですが、街はクリスマスモードで明るく賑わっています。

先週末、私はコペンハーゲンのクリスマスマーケットに行ってきました!足を運んだのは、コペンハーゲンの中心部コンゲンスニュートウ広場とそのすぐそばにある港ニューハウンです。

広場には木製の小屋が並んでいて、クリスマスオーナメント・帽子・手袋・食べ物など、が販売されています。

クリスマスオーナメントを販売するお店がたくさん。
ロウソクの熱による空気循環で回るロータリーキャンドルホルダーや、サンタクロースのお手伝いをする小人ニッセなど、北欧らしいクリスマスグッズが手に入る。

クリスマスマーケットで外せないのは「グルッグ」といわれるホットワインです。スパイスが効いた温かいワインで、中にはレーズンやアーモンドが入っています。私もクリスマス気分を味わうためにゲット。ホカホカと、体がとても温まって元気になります。

「グルッグ」と呼ばれるホットワイン 。ホットワインを飲めるスタンドもある。
右写真はサーモンを炙っている様子。

ほかにもたくさん食べ物やお菓子が販売されていて、ひとつずつ小屋を見て回るのにもワクワク。寒かったので、私はやっぱり温かい食べ物に惹かれました…!火で炙ったサーモンやソーセージが美味しそうです。

左は下段にソーセージ、上段にパンを乗せて焼くホットドッグ店。右はリンゴ飴。
コンゲンスニュートウ広場にはベンチも。寒いけれど賑わっている。

コンゲンスニュートウ広場の向こう側には、運河沿いにカラフルな建物が並ぶニューハウンがあり、こちらもクリスマスらしい雰囲気に満ちています。

ニューハウンの街並みもクリスマスモード。

とっても寒い日でしたが、ここでも屋外のテラス席で飲食している人がたくさんいて驚きました。テラス席には屋外ヒーターが設置されているため、多少寒くても街の雰囲気を楽しみながら食事をしたいという人にはぴったりだと思います。レストランの向かい側にはクリスマスマーケットの小屋が並び、食べ物・ホットワイン ・雑貨・衣類などを販売しています。

暖かそうな帽子・手袋・セーターなどが並ぶ。

北欧のクリスマス気分を味わうなら、クリスマスマーケットは欠かせない場所。11月下旬〜12月にデンマークを訪問する方は、ぜひクリスマスマーケットに行ってみてください。

この数日、我が家も子どもたちがクリスマスオーナメントを作り始めました。アドベントカレンダー、アドベントキャンドルカレンダー、サンタクロースや小人ニッセなどが、少しずつ登場しています。1週間後には我が家もヒュッゲな(心地いい)クリスマスモードになっていそうな気がします。

デンマークではクリスマスは恋人のイベントではなく、家族・友達・同僚みんなで楽しむ行事。恋人の有無にかかわらず、日本でもぜひオーナメントを飾って、スパイス入りのホットワイン を作って、クリスマスの雰囲気を楽しんでくださいね。

というわけで、ちょっぴり早いですが

「God jul(ゴッユール / 楽しいクリスマスを)!」


【執筆者プロフィール】針貝 有佳(はりかい ゆか / Yuka Harikai Drejer)
北欧デンマーク在住のライター・トランスレーター。東京・高円寺出身。2009年12月からデンマーク暮らし。カフェ好き、読書好き、アート好き。非日常を味わえるような散歩や旅も好きです。